The Dark Side of the Moon

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There is no dark side of the moon really. Matter of fact it’s all dark

(本当は月の暗い側なんて存在しない。実のところ、すべてが闇そのものだから)

                                ※アルバム歌詞より抜粋。

【本日のアルバム】

これぞ名盤本日紹介するのは

『pink floyd / The Dark Side of the Moon』です!

このジャケットだけでも見たことある人いるかもしれないですね。笑

基本情報として

ピンクフロイドというイギリスのロックバンドのアルバム

1973年発売のアルバム

 

本日はこのアルバムが名盤と言われる3つのポイントをご紹介します!

 

ここがすごいよ!ピンクフロイドの狂気!

①売り上げ枚数
②統一された世界観
③アルバム制作技術

①売り上げ枚数

めちゃめちゃ売れた。とにかく売れた。このアルバム。。

約5000万枚を売り上げたと言われています。(全世界規模古い資料の為、諸説あり)

なんとこれは歴代世界2位の売り上げ。

(※ちなみに1位はマイケルジャクソンのスリラー)←さすがキングオブポップ。。

イギリスのBillboard 200に15年間(741週連続)にわたってランクインし続け、さらにカタログチャートでは30年以上(1,630週以上)に渡ってランクインするというギネス記録を打ち立てた歴史的なアルバムなんです。15年間なんて凄すぎます。。。

②統一された世界観

このアルバム、邦題は「狂気」。。。

人間の内面に潜む「狂気」(The Dark Side of the Moon)を描き出すというコンセプトでアルバムが制作されたんですね〜。

このアルバムは10曲収録されているんですが、アルバムの最初から最後まで、一つ一つの曲がつながった構成になっており

アルバム全体で一つの作品となっているんですよね。

 

・不気味な笑い声

・低い音の会話

・激しい爆発音

・振り子時計の音

・飛行機の離陸音

・レジスター

・心臓の鼓動

曲と曲の間など、随所にアルバムを立体的に際立たせる仕組みの音が組み込まれており、更に狂気の世界に落とし込まれます。

 

そして、、

まことしやかに囁かれているのはこのアルバムの中の主人公について。

文字通り「狂気」の人となってしまった元バンドメンバーのシド・バレットではないかと言われています。彼はデヴィット・ボウイなど数々の有名なアーティストに影響を与えた天才的アーティストであったが、ピンクフロイドのメンバーとしてデビュー後、薬物中毒及精神病で体調を崩してバンドを脱退しています。天才的な才能で自分達を導いてくれたにもかかわらず、業界や社会に馴染めず、精神を病んで去っていったバレットの存在が心に重く残り続け、このアルバムが圧倒的に深いテーマ性を持つ一因となったと言われています。

③アルバム制作技術

卓越された演奏技術は元々評判が高かったピンクフロイド。

その卓越した技術を余すところなく詰め込んだのがこのアルバムです。

当時は今ほど編集技術は発達していなかったので、録音した音一つ一つテープに貼り付けるという手法が取られたそうです。

6曲目のmoneyの冒頭のレジスターの録音にはなんと30日も要したと言われています。

4曲目のtimeの冒頭の時計音が重なる箇所も労力が凄そうです。。(ちなみにその箇所を目覚ましのアラーム音として使っちゃうのあるあるだと思います。笑)

 

あとがき、、、

このアルバムを知ったのは2011年、高校1年の時でした。この年にこのアルバムのリマスター版「コレクターズ・エディション」が発売されたんですよね。すぐさま買いに行った父親がすんごいテンションでタワレコから帰ってきたのを覚ています。オアシスをかじり始めた洋楽初心者の僕にはまっっっったくこのアルバムの良さは伝わってこなかったです。

でも何か引っかかるものがあったんですよね。誰にでも存在する「狂気」の部分に共鳴してしまったのでしょう。

聞き始めると止まりませんでした。暗闇の世界に呑み込まれていきました。

夜の一人ドライブには最高です。。!

特に僕が好きなのは

5曲目「The Great Gig in the Sky」(虚空のスキャット)

この曲はクレア・トーリーというセッションボーカリストの見事なスキャットが聞けます。

(※スキャットはジャズで使われる歌唱法でメロディーに合わせて即興的に歌うことです。デュビデュビとかダバダバとか)

アルバム収録直前に彼女はピンクフロイド側から「人の生まれてから死ぬまで」を自分の歌唱力で表現してくれという無理難題を言われたそうです。。当然彼女は困惑したそうです。でも彼女は歌い切りました。その勇姿が治められていますのでぜひ聞いてみてください。

 

↓参考までに↓ (wikipedia)

 

  1. スピーク・トゥ・ミー – Speak to Me (Mason)
    ニック・メイスンによるテープ・コラージュの作品。アルバムの導入部分となる。
  2. 生命の息吹き – Breathe (Gilmour, Waters, Wright)
    主人公がこの世に生を受けてから、成長していくまでの過程をかなり悲観的に描いた楽曲。
  3. 走り回って – On the Run (Gilmour, Waters)
    シンセサイザーを全面的に取り入れたインスト・ナンバー。笑い声や飛行機の爆発音などのSEが巧みに使われている。
  4. タイムブリーズ(リプライズ) – TimeBreathe (Reprise) (Gilmour, Waters, Wright, Mason)
    「時間」をテーマにしたメッセージ性の強い楽曲。そのまま続けて「ブリーズ(リプライズ)」へと流れていく。
  5. 虚空のスキャット – The Great Gig in the Sky (Wright)
    リチャード・ライト作のインスト・ナンバー。ジャズ・テイストに仕上がっている。
  6. マネー – Money (Waters)
    シングル・ヒットを記録したキャッチーなナンバー。タイトル通り「金」をテーマにしており、ライブでの人気も高かった。
  7. アス・アンド・ゼム – Us and Them (Wright, Waters)
    言葉の対比を用いた浮遊感のある楽曲で、人生に対するメッセージが込められている。
  8. 望みの色を – Any Colour You Like (Gilmour, Wright, Mason)
    再びインスト・ナンバー。曲名のフレーズはヘンリー・フォードの自伝から引用したものである。
  9. 狂人は心に – Brain Damage (Waters)
    主人公の心の内面に潜む狂気を取り上げた楽曲。
  10. 狂気日食 – Eclipse (Waters)
    後のウォーターズの作詞スタイルに見られるような、言葉の羅列を繰り返す手法がすでに確立されている。

 

 

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